2004年7月。
夏の北海道にひとり旅で遊びにやってきたおみちゃんにくっついて、あちこちお出かけしてみたよ。

それまでずっとぐずついた天気が続いていたのに、おみちゃんを歓迎するかのようにいい天気に恵まれて、いろいろ満喫の三日間。 青空と白い雲は見ているだけでウキウキしてしまうんだな。


















前日遅くに札幌入りしていたおみちゃんと、札幌時計台前で待ち合わせ。午前11時の鐘の音を聞きながら車に乗り込み、早速スープカレー屋『ピカンティ』へと向かう。暑い日こそカレーじゃない?なんて乗り込んでみたらば、店内窒息死するほどの猛暑状態。クーラーもなし、ピクリとも風の入らない店内で、ハンカチも追いつかないほど大量の汗をかきかきスープカレーをいただきました。 オットに至っては、流れ落ちる汗でカレーの味が変わっていたんじゃないかってくらい。 『包丁人 味平』ですか?
北海道は涼しいだろうーと思っていたであろうおみちゃんに、いきなりの先制カウンターパンチ喰らわしてしまいました。 教訓。『ピカンティは涼しいときに行こう。』

体に悪かろうが車のエアコン全開にして、汗を乾かしながら(!)『イシヤ チョコレートファクトリー』に向かう。到着してみたらそこは『白い恋人パーク』なんていう照れ笑いなネーミングとともに建物全体もバージョンアップしていた。増設された新施設を眺めながら口からでる感想はひとこと「儲かってんだなぁ・・」。 というか、新館は社長の“なんでもコレクションハウス”よね。


思わず笑った↑コレ。よく見るといろんなのがいる↑。チョコとは関係ナシ。
画像右。ムリヤリ肩を抱きセクハラまがいのオット。さすがみんなの(みんなて?)のエロリーダー。
他にもベートーベンやピノキオの人形が意味なく置かれていましたよ。

メインのチョコレートファクトリー『白い恋人』の製造ラインでは、「あの人はベテラン」「奥は新人じゃない?」なんて言いながら、『白い恋人』が作られていく様をいつまでも眺めていました。
ココもね、すごい趣味なんですよ。工場なのに、“ある意味”遊び心がいっぱいで。



甘いニオイにつつまれてる『白い恋人パーク』をあとにして、小樽へ向かう。
高速道路を使わなくても順調にいったので約1時間ほどで到着。

外は汗ばむ陽気だったため、『北一硝子』や『オルゴール堂』あたりのクーラー付近で何度も涼んだりしながら小樽運河周辺を散策。 『田中酒造』で試飲したり、『北菓楼』で試食したりも。気をよくして、『北菓楼』の隣にある『六花亭』にも行ってみたけど、試食ゼロだったのでかなりガックリきた。 おみちゃんのみが食べたカットメロン。前はこんな商売なかったのになぁ。季節ものなのかな。妥当な価格だったし、なによりおいしそうでした。


途中、はじめての『とんぼ玉』作りにも挑戦してみました。
水飴みたいに柔らかくなったガラスを鉄芯で絡め取り、デローンと垂れていかないように常にクルクルと棒を回しながら模様をつけ形を整えていく・・て感じの作業なのだけど、いっぺんにふたつのことをできないぶきっちょなわたしは、途中でヒャーヒャー。デローと垂れてくるとイッキに焦ってしまうんですわ。
でもちょっとやみつきになるおもしろさでした。また、作ってみたいなぁ。

色選びは、迷いながらもわたしは透明ベース。おみちゃんは透明ピンクベースをチョイス。
悪戦苦闘しているわたしとおみちゃんの様子を写真に撮ってたオットから「オレがやった方がもっとうまいことできるハズー!」オーラが立ち込めていたのがおかしかった。

とんぼ玉が冷えるまで、『北のウォール街』と呼ばれる小樽の古い歴史的建造物などを見て歩いたり、車でブラリと『祝津』方面を流してみたり。 「祝津」は運河沿いと違って、磯の香りと赤茶色したサビの香りがしてきそうな場所。のんびりとした路地で野良猫をたくさんみかけたので、思わず車を止めてしばし猫のあとをついてまわったよ。LOMOもうなるうなる。ただ、無事撮れているかは謎だけど。



日も暮れかけてきた頃札幌に戻り『ツキサップじんぎすかんクラブ』でジンギスカンをいただく。
でも、ちょっと羊肉臭さが強かったような気がして、ジンギスカン初心者のおみちゃんにはどうかな〜と不安に。しかしそこはチャレンジャーおみちゃん。「全然大丈夫ー!」とむしゃむしゃ食べてました。が、本当はもっと臭くなくておいしいのよー!と心の中で小さくうろたえたわたしとオットなのでした。

とは言え、外で食べるジンギスカンとビールはやっぱりよいね!
日暮れの涼しい風に乗って、遠くから花火の音が聞こえてきていました。
♪とおくーから〜 胸ふるわす〜 音が響いてくる〜 by.「あの夏の花火(ドリカム)」 だわ。


腹ごしらえも済んだので、ちょうど開催中だった『豊平川花火大会』眺めつつ、『藻岩山』へ向かう。
展望台にあがると花火大会が終わったところで、札幌中心街にうっすら残る煙が見えました。

おびただしい虫(モスラ系)が飛び交う中、札幌の観光スポットの定番、青くてまあるい「好きですsapporo」の前で記念撮影して(画像は藻岩山の看板。看板?)アイス食べてこの日はおしまい。家に着いたら22時過ぎ。あしたに備えて早めの就寝。おやすみなさい。


2日目は『羊ヶ丘展望台』からはじまるよ。