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 2003/10/10 脱ぐぞ!汗蒸幕〜1 垢すりで子供がえり

じつはここでプラン変更があった。「明日の午前中より今日の夜これからの方がよくない?」 と言うガイドの話に乗ったのだ。 本当は当初からそうしたかったんだけど、日本の旅行会社でそのプランは組んでもらえなかったらしいんだけどな。現地に来ちゃえばわりとなんでもありなのかもしれない。

しばらく車を走らせたあと、“どこかの地区”の汗蒸幕につく。 それがねー ガイドさんと四方山話に夢中になっていてなんて言うところなのかよく見なかったんだなー。アハハハハ・・・。(汗) 「外国人専用」ってネオンは見えたんだけど。 この時点で時刻は22時近くになっていた。

店内に案内されたあと、早口の鈴木紗理奈みたいなおねーちゃんに色々説明を受ける。よく聞いていると「汗蒸幕」の説明ではなく、それにプラスするオプションの説明をしてるようだった。「石膏パック」も「リンパマッサージ」もいらんから、さっさと案内してくれや!と内心うんざりしつつ、同意を求めようと妹を見ると、なんとヤツ 瞳キラキラ輝かせているではないか。 あちゃー。
かくして「石膏パック」「産毛とり」「ペディキュア」「リンパマッサージ」(「下半身マッサージ」もかな)「カッピング」が1セットになったオプション追加。追加料金しめて110000ウォン(約11,000円)なり。 鈴木紗理奈、アリガトゥゴザイマシュ〜!とご満悦の表情でシスターズを浴場へごあんな〜い!

ここからの出来事は画像に残せなくて残念。こんなとき、「タッキーのカメラ(防水)」があればな。

そんな中、唯一の画像は妹様でございます。「載せてもいいよー。」と言われたけど、微妙にキワドイのでネガポジ反転加工させてみました。 子供がプールでお着替えするときに使用するような、マジックテープつきの“巻きムームー”。頭は給食の帽子みたいなの。 腕には各オプション印のついた腕輪ゴムじゃらじゃら。

この格好で最初に案内されたのは、痛い痛いと言われている「産毛とり」。 だけど全然痛くなかった。頬は。なにせ旅行に備えて前日顔剃りしていたから毛がなかったのね。しかし、産毛の宝庫である額(生え際)は痛かったー。何度鼻の奥がツーンとなったか。 それからメイククレンジングをしてスッピンになったところで、いよいよサウナ汗蒸幕。祠の中に入るような気分で「汗蒸幕サウナ」の中に入るとすでに、麻袋をかぶった妹が薄暗いドームの中“まじないし”のような佇まいでひとり座っていた。「ねーちゃ〜ん。ひとりでこわかったよう〜。」との言葉にぶほっと吹き出す姉。ひどい。 もっと入っていたかったが5分もしないうちにそこから出されて、噂通りいろんなサウナのハシゴをする。 そしてなんかのエキスのお風呂につかったあと、ついに垢すりの時がやってきた。

ピカピカ・ツルツル・プルプルしてて、まるで杏仁豆腐みたいな肌をした黒ランジェリーの天使たち=アジュンマ(おばちゃん)がわらわらしている。その光景は噂に聞く以上の異空間。まさにアジアの神秘。桃源郷。(・・・。)

そこで、「まな板の上の鯉」状態になり、己のすべてをさらけ出す・・・。 裏も表もさらけ出す・・・。 ツルツルしたベットの上でイモを洗うかのように、おばちゃん器用にでっかいわたしの体をコロコロ転がして垢すりをはじめた。 ときどき「イタイ〜? ダイジョブ〜?」と声をかけられる。ううん。痛くはない。ほどよい刺激が気持ちいい。(え。)
はじめのうちは、この年になって他人にそんなところを洗われるとはー!と、照れて体がかたくなってなっていたが、不思議なことに途中から羞恥心は消えていて、子供にかえったような気分になってまどろんでいた。 それはもしかするとこのアジュンマたちが発する「おかーちゃん」なフインキのせいだったのかな。 寝ころがって髪の毛を洗ってもらってるとき、子供のころを思い出していたよ。顔に水がかかるのを怖がってシャンプー嫌がる子供だったけど。

そのあと、オイルマッサージ→キュウリパック→全身泥パック→乾燥サウナ→朝鮮人参風呂・牛乳風呂・・・と進んで行くのだけど、この中で泥パックがひとつ気になったんだな。 陶芸粘土みたいな泥(黄土と言われるものらしい)の固まりを両手でわしわし取り、まんべんなく体に塗ったくっていくというものなのだけど、「足は自分で塗れ」みたく言われながらも、なぜかアジュンマは乳を担当するのだ。乳こそ自分で塗れるよーと思うのだが、アジュンマならではのハンドテクでもあったのだろうか。妹も同じように担当されてたが。むー。なぞだ。

 2003/10/10 脱ぐぞ!汗蒸幕〜2 “しるし”がこんなに!

短い浴衣のようなものを着せられて、明るいフロアーに案内された。 コンタクトしてることを告げてあったので、目の回りは優しくのフェイシャルマッサージがはじまった。 なかなかのハンドテク。うっとり。 その間、ペディキュアも同時進行で進んでいる。 そして今度は「石膏パック」。ひんやりしてて気持ちがいい。乾かすために暖かいものをあてられているのがわかる。 あー 眠ってしまいそう。 同時進行で下半身のリンパマッサージも施される。 うー 至福ー。でも、ノーパンー。

最後のシメは「カッピング」。 これ、わたしものすごい色になっちゃって、「あなた、相当こってる。」なんてみんなに驚かれてしまった。 鏡で見たら、「なんじゃこりゃー!? 『ドラゴンヘッド』 の高橋ノブオかー!?」 な状態。この色、取れるの?ってちょっと焦った。(徐々に薄くなってきてる) 翌日、漢方病院などに精通してる人に見せたら、「治療院では、この鬱血したところに針をさして、悪い血を出すのよ。」って言われた。 できることなら、悪い血出して欲しかったよ。ぴゅーっとね。
↑な画像はまたしても妹様。の背中。 んー セクシ〜! て、なにがなんだかわからんて! わたしの背中はもっとハッキリ・クッキリ・オエってなるくらいプリティ〜などどめ色の水玉模様でした。ひー。

帰りは送迎車でホテルまで。
途中、札幌の円山界隈のようなところを通ったとき、小高いところからソウル市街の夜景が見えた。 でも、深夜1時近かったためか夜景もまばらだったかな。なにげないベンチでは恋人同士がいちゃいちゃ。こうゆう光景はどこの国も一緒なのね。

 2003/10/11 行くぞ!コンビニ 深夜1時。


メトロホテルのある界隈は、周辺の飲食店が店じまいするまで人の行き来のある賑やかなところだった。 一晩中こんな騒ぎならうるさくて眠れないんじゃないか?というくらいの賑やかさ。 それもさすがに深夜1時ともなれば、ひとけもまばらなさみしい界隈に。 そこを地図もって一番近いコンビニまで探検するシスターズ。 人がいない夜の通りを歩くのが好きなのだ。でも、あとから聞くとやはり女子二人で歩くには好ましくない時間帯だったらしい。 運良く危ない人には出会わなかったけど、酔っぱらい率はえらく高かった。 あっちにもこっちにも、酔っぱらって座り込んでいる人、介抱している人、寝てる人、千鳥足の人がいた。 ある意味あそこまで酔っぱらえるって羨ましいぐらいだ。 裏通りをのぞくと、レジャーテーブルセットのようなものを出した小さなオープン居酒屋が何カ所もあった。 そしてそのまわりにはおびただしい酒の瓶が並んでいる。しかも、韓国人は「水割り」という飲み方はしないのだそうだ。焼酎ストレート。 これだもの。 フラフラになるまで酔うわな。 でも楽しそうだったなー。

なんだかはげしく遠回りしてたみたいで、ようやくお目当てのコンビニに到着。 深夜だがキャイキャイよろこんでしまった。店内で。

肉まん売ってるー! totoがあるー! ビールだつまみだキムチだわっしょい!で、ただのコンビニだけど楽しくて長居してしまいました。

深夜1時半のコンビニ。
Buy the way
一瞬「ところで」という意味か?と思いきやそれは「By the way」なんだったな。
←妹ちんです。ビールはドライ派。

はようホテル戻ってビール飲むべやー!とてくてく歩いていると、通り過ぎるひとりの酔っぱらいが「コンバンワ〜」 と言ってきた。 こうゆう場で日本語で話しかけてくる人は無視無視とシカト決め込むすっぴんシスターズ。 またしばらくすると、今度は背後から声をかけられる。 《モテモテやんわしら。》 勘違いはなはだしい自惚れシスターズ。 背後の人は中年夫婦の日本人観光客でどうやら道に迷ったらしかった。 「あのぅ〜 メトゥロ〜 ホテル〜 どこですか?」 て、アナタ。(爆) 「わたしらも日本人ですよ〜!同じホテルですよ〜!」と言うと、「ほんまに?ほんまに日本人ですか?」と相当ホッとしてる様子だった。 よかったねー“いい人”に会えて。(ぶほっ) 身内が韓国で働いているとのことで、明日はチケット入手が難しいと言われている「NANTA」を見に行くんですーと、おじちゃん途端に元気に語りだした。ノリのいい関西人のおじちゃんとその奥さん。楽しい人だったなあ。結局ホテル到着してからもしばしお話してました。なんと部屋も隣だったんだな。 こんな偶然てあるのねえ。

 2003/10/11 飲むぞ!乾杯 韓国ビール

部屋に戻って、早速 旅1日目の無事を祝って乾杯。

妹は「CASS」、わたしは「Hite」というビール。
どちらもクセが少なく飲みやすかったが、わたしは「Hite」の方が好きだったな。妹は淡泊すぎると言ってたけど。でも一番は、焼き肉屋でも飲んだ「OB」ビール。これがあるなら韓国住んでもやっていけると思う。え。

←ふつうにコンビニで売ってるキムチでも充分すぎるぐらいうまい。

←韓国版かっぱえびせん。思ったより全然辛くない。うまい。土産にしようと思ったがかさばるのでやめた。ちょっと後悔したね。

2時過ぎ。 就寝。
が、なかなか寝付けず明け方ようやくウトウトして、7時半起床。2時間ちょっとの睡眠で不整脈バクバク。ひー。 目が充血して真っ赤。 しかも日本じゃまず喰われることないわたしなのに十箇所以上蚊に喰われてた。それもわたしだけ。 韓国蚊に、お好みの味だったのかしら。 つか、蚊のいるホテルって・・・。さすが2級。