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 2003/10/11 おはよう〜! あわび粥の真実

8時半にガイドさんが迎えに来てくれて、「あわび粥」の食べられるお店に連れていってくれる段取りになっていた。が、ガイドさんの都合で20分ほど遅れる。 訳を聞くと、なんと寝坊したらしい。んまー!? でも、なんか憎めないガイドさんなのだ。遅れたお詫びに・・・と、店の人にあわびを多めに入れるように注文してくれた。 でも、ぶっちゃけたくさんはいっていても、「アワビ〜!」て味が特別するわけでもないのだ。ほんのり海鮮ダシが効いている・・というお粥。 高いお金を出すならムリして食べなくてもいいかもねーな感じもするが、一度は食べておきたかったしの。 わたしはおかゆ・リゾット類が大好きなので、はぐはぐ平らげました。薄味がやさしくておいしかった〜。 酒飲んだ翌朝のお粥はいいね。 ↑上にかかっていたうずら卵の黄身を混ぜてしまった後。 お見苦しくてごめんしゃい。

 2003/10/11 なんだ?ここは。南大門市場だ。

ロッテデパートの開店時間まで、南大門市場をうろつくことに。ガイドさんがタクシーで送ってくれた。 このガイドさんとはここでお別れとなるのだが、前日から色んな話を聞かせてくれてとても濃厚なひとときを過ごすことができた。 色んな話と言っても観光にまつわることではなく、このガイド・パクさんの身の上話などなのだが。 でも、その中で観光するだけでは見えない「韓国の血」のようなものが見えた気がして、できることならもっと色んな話を聞いていたいくらいだった。勉強熱心で向上心に満ちていてパワフルでバイタリティー溢れる40過ぎのパクさん。 そのモチベーションの高さはとてもマネできないぐらい突き抜けたものだったけれど、エネルギーのお裾分けしてもらえたみたいだったよ。 ありがとー パクさん。 そんなパクさんの愛用デジタルカメラは、札幌のヨドバシカメラで買ったという「SONY」のもの。 「韓国のもいいけど、やっぱりSONYね。」だって。(笑) 「撮るのは好きだけど、撮られるのはー エー? 今日の髪型 ダメよー(照)」 と照れながらも、しっかり腕を組んでのポーズが決まってます。 ほんとみんなふつうに腕組んでるのね。

南大門市場はとてもショッキングなところでもあった。 上半身だけのおじさんが、うごうごと地べたを這っている姿を見たときは、思わず息がとまりそうだった。しかも、何人かいたものだから、見ていいものか悪いものかどうしていいかわからずアワアワしてしまった。まわりの人は平然と邪魔そうによけて歩いていたけど、その30センチすぐ脇を車も通るのだよ!? あぶないってー。ほんと、めちゃくちゃなところだわここは。(→この通路に車が入ってくる。)

気を取り直して、南大門市場ウォーキング。
かかるかかる呼び声が。視線を向けたら「買ってってー!」 三叉路で躊躇してたら「見てってー!」 カメラを出したら砂糖に群がる蟻のように胡散臭いにーちゃんたちがよってくる。

鬱、鬱陶しいーーんじゃー!!!

ハッキリ『いらない』という意思表示をすべきなんだと、ここ南大門市場でイヤっつーほど学んだ。 「見るだけ ねー。」とガバチョ!と腕を掴んで放さなかった兄さんには、「アニオー! アニオー!(いいえ)」 とどめに「NOー! NOOOー!」 って言ってやった。ふんっ。 ジャパニーズ・ガールを甘くみんなよっ!? え。ガール・・?

細い路地を入ると、こうゆう食べ物屋ばかりの通りもあった。どれもみなすごくおいしそう。食べたかったんだけど、お粥完食後にて、胃袋が許さず。 豚の頭とかごろんごろん並んでいて、ステキな場所だったワ〜。

このあと、適当なところで人の良さそうなおばちゃんから海苔を買ったり、もらったり(!)。  しばらくあとになって、妹の唇に海苔がついていたことを知る。ギャ。気づかなくてすまんっ!(笑)


 2003/10/11 道に迷って韓国のバリアフリーを考える。

→ひとり行商してるおじさん。 いや、おじいちゃんだな。 ゆっくりゆっくり歩いては少し休むを繰り返している。路肩で甘栗なんかを食べながら、この商売をはじめたきっかけなど聞いてみたくなる。とてもいい味を醸し出してました。

南大門市場から、ロッテデパートを目指して歩く。
地図で見るとわりと近く、比較的単純な動線でたどり着くはずなのに、いっこうにそれらしきデパートが見えてこない。 はい。 やっちまいました。 これぞ旅の醍醐味! 道に迷っちまいました! 目印になる建物も見つけられずに真剣に迷っていたので、今思い返してもどっちの方向に迷い込んでいたのか、さーっぱりわかりませーん。 アハハハハー・・。 でも、人通りも少なくのんびりした界隈で、フインキはいいところだったなあ。(←のんき過ぎ) 1度目は笑顔が優しげな道路工事のお兄さんに、2度目は煙草プカプカさせて地下道の入り口でブラブラしてた、めっさヒマそうな兄さんにオール韓国語(全然わからんて!)&指先の方向(なんとなくわかる)で教えてもらい、なんとかルートを見いだせたけれど。 その間、工事中の地下道を行ったり来たりしてかなり体力消耗してしまったけど、小さな冒険気分でちょっとおもしろかったよ。いやほんと。

ソウル市街にはたくさんの地下道があるけれど、エスカレーターやエレベーターが設置されてるところは少ないみたいだった。(わたしが行ったところでは両方とも見かけることがなかった。) でも、片側4車線の道路には(ほとんど)信号や横断歩道がないので、道路を渡りたいときは否が応でもこの地下道を通らねばならない。そのため重そうな荷物を背中にしょったおばあさんも長い階段を利用している。 これだもの。韓国は元気な人が多いはずだよ。でもひとつ気になったのは、元気な人じゃなきゃこの街には住めないんじゃないか?ってこと。 どこもかしこもバリアフリーなんて無縁そうだもの。ちょっと路地に入ったら道路は凸凹だし。健康な人だって上ばかり見て歩いていたら、足くじくよ。

  街ウォッチング。
韓国の公衆電話群。
どこで見かけてもガーラガラ。 だってみんな携帯電話だもの。 「猟奇的な彼女」の中で猟奇的な彼女が煙草をポイすてした男に向かって「公衆電話の色の服を着るな!」と啖呵きるシーンがあるが、この色のことねーとニンマリ。

韓国のバス。
実際のらなかったけど、中を見るとテレビモニタらしきものがついていたりと、なかなか先進的。それとも街中のバスだったからなのかなあ。


 2003/10/11 ロッテデパートはサラリと3フロアーのみ

化粧品クサイ免税店フロアーで景品の垢すりタオルと石けんをもらい、11階で“アイスコーピー”を飲む。デパ地下は週末の札幌三越デパ地下なみの混みよう。 高いしそそられるものがなかったしで、細々したものだけを買って退散。
ビニール袋をもらうとお金がかかるので、マイ紙袋を持参してる観光客もいた。かしこいな〜。主婦も見習わなければ。
ロッテデパートのある通り。
道路を挟んでデパートと反対側界隈に宿泊ホテルがあるのだが、もちろんこの道路は渡れず地下道をくぐる。近いのに遠いー。